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セメント化学屋さんの記号
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セメントの化学成分にはケイ素、カルシウム、鉄、アルミニウムがあります。
これらの物質は酸化物としてお互いに結合して数種類の鉱物を作っています。
それをクリンカー鉱物といいます。
クリンカーとは、セメント原料を高温の窯で焼いてできる塊のことです。
その塊に石膏を調味料みたいにちょいちょいと加えて砕いたものがセメントになります。
セメント化学では成分を表すときに独特の記号を使います。
カルシウムの元素記号はCaですね。
このカルシウムと酸素が結合すると酸化カルシウムとなり化学式はCaOですが、セメント化学ではCと表します。
同じようにケイ素(Si)の酸化物シリカSiO2はS。
鉄(Fe)の酸化物Fe2O3はF。
アルミニウム(Al)の酸化物Al2O3はA。
ついでに水H2OはHと記します。
まあ、セメント屋さんもラクしたいんです。
例えばセメントの反応物のひとつであるトバモライトという物質があります。
この化学式は、Ca5(Si6O18H2)・4H2O です。(結晶構造を考慮した書き方になっています。)
ダラダラと長くややこしいですが、それが上のルールで表すとC5S6H5になります。
酸化カルシウムが5個、シリカが6個、水が5個の物質だと分かるわけです。
長い化学式で表すよりシンプルですね。

