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壊れること
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太陽の塔の作者である岡本太郎画伯。
有名な言葉に「芸術は爆発だ。」っていうのがあります。
画伯の言う爆発は、「全生命が瞬間に開ききること。それが爆発だ。」と言ってることから生命の勢いのある息吹のことではないかと思います。
一般的に爆発っていうと、何かが一気に壊れて吹き飛ぶことをイメージしますよね。
ところで、壊れるっていう現象を別の見方をしてみましょう。
洗濯機が壊れて動かなくなるとか、イメージが壊れるとかではなく、モノが物理的にバラバラに壊れることをここでは話します。
ひとつの物体が２つまたはそれ以上に分かれるということは物理的に表現すると、新しい表面を作っていることになります。
つまり壊すということは新しい表面を作っているのです。
表面が表面でいられるためにはエネルギーがあるからで、それを表面エネルギーといいます。
壊すときに力が必要なのは、この表面エネルギーを与えるためです。
岡本画伯はこんな言葉も残しています。「破壊こそ創造の母だ。」
そうなんです。破壊も新しいものを生み出しているんです。
