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アドサーモはインスタント材と言ってもいいの?その1
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市販されているセメント系のインスタント材は、水と混ぜれば使える製品です。(促進剤や遅延材を少量加える製品もありますが。)
アドサーモは発泡材、粘度調節材、整泡材などを最適配合でプレミックスした材料のため現場での計量手間が省けるという意味でインスタント材と考えています。
ところがアドサーモは、水の他にセメントも混ぜなければなりませんので、ほかのインスタント材とは違います。
しかもセメントに対してアドサーモの入れる量は約28分の1(セメント25kgに対しアドサーモ0.9kg)。
これは添加剤と言っていい部類かもしれません。
しかし、アドサーモを入れることによりセメントがまったく違う性状になります。
高い流動性、注入後の膨張による充填性、軽量性などなど。
インスタント材というか添加剤と言うかはユーザー様のご判断にお任せして、今回はなぜセメントを混ぜた製品を作らなかったかということについてお話しします。
開発の当初、セメントも混合した製品を作ることを考えていました。
そうすれば、従来のインスタント材のように水だけ混ぜれば作れてしまいます。
開発にはいくつかの課題がありましたが、大きな問題が二つありました。
ひとつは、アルカリ性であるセメントとアルカリに反応するアドサーモをプレミックスすることで使用前に変質し品質にバラツキが生じる可能性があること。
そしてふたつ目は、セメントが保管状態でも風化が進行するためセメントとプレミックスすると保管寿命が短くなること。
この問題を解決するため現在のような製品にしましたが、次回にそれによるメリットとデメリットをお話しいたします。

